個人的一橋世界史対策法Part2
今回は前回の続きで
について書いていきます。
過去問どれがいい?
過去問には教学社の赤本と駿台の青本があるのですが、どっちでもいいです。
赤本には全教科が6年分くらい入ってる分厚い奴と一つの教科だけ入った薄い奴があります。(例:一橋大学の世界史20か年)
一橋大学の世界史20か年はマストで買いましょう。20年分の問題が2000円程度に手に入るのは超お得です。
筆者は世界史20か年のやつだけ持ってました。
過去問の使い方
まず大事なことを言うのですが、赤本青本の解説は基本的に参考程度にとどめておいた方がいいです。解答を丸暗記しようとなんて絶対しないでくださいね。
というのも、赤本青本は有名予備校講師が書いているはずなのですが、問題の要求に正しく答えられていない解答が散見されます。
Part1で書いたように問いの書くべき要素を洗い出し、赤本青本の解答にその要素がすべて盛り込まれているか確認してみてください。問題の要求が複雑な問題ほど、一見いい解答に見えて、要素が足りない解答になっていることが多いです。
それに加え、俗にいう「難問」に対しては、「いったいどこの専門書を参照したんだ」と思ってしまうような、受験生が知るわけもない知識を総動員させて解答を書いてます。こんなの受験生のためになるわけありません。
じゃあどの解答を参考にすればいいのかと思ったそこのあなた、最高のサイトを後で紹介します。
したがって、過去問の使い方ですが、上で述べた通り解答は参考程度にし、あくまで問題を見るためだと思ってください。
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おすすめ参考書
二冊あります。
一冊目。
一橋世界史を対策するうえで必要不可欠なのが「世界史論述練習帳new」です。
これは中谷臣先生が執筆されているのですが、これ一冊やると、赤本青本がいかに雑な回答であるかが分かると思います。騙されたと思って買ってみてください
この本には一橋だけでなく、東大京大阪大などの問題も載っています。時間がなければすべての問題をやらなくてもいいので、一橋の出題範囲と被ってそうな問題だけでもやってみてください。
この本では論述の書き方を習得するというイメージです。
二冊目。
山川の「世界史用語集」です。これもマストです。
使い方としては、論述を書いているときにわからない言葉があればその都度調べるといった感じです。辞書です。その際、用語の説明文章をしっかり読んでください。そのまま論述に生かすこともできます。
理想としては、用語集の索引を見て、その言葉の説明をできるようにすることです。
余談ですが、早稲田商学部の世界史は、用語集の説明文をそのまま選択肢の文章として使っている場合が多いので、早稲田商学部を併願する予定の方は特に用語集を使いまくってください。
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おすすめサイト(ブログ)
赤本青本の解答はよくないと述べたのですが、代わりに参考にしてほしいのが
「世界史教室」というブログです。このブログは先ほどの「世界史論述練習new」と同じ方が書いています。
正直このブログに一橋大学合格へのエッセンスがすべて詰まっているといっても過言ではありません。
worldhistoryclass.hatenablog.com
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このブログでは、過去40年分の一橋世界史の問題を掲載してくれており、さらにそれぞれ詳しい解説がついています。クオリティも赤本青本の比になりません。
しかも解答までついてます。
解答がついていない問題もあるのですが、先ほど紹介した「世界史論述練習帳new」に掲載されているメールアドレスに「○○年度の解答をください」と送ると回答を返信してくださいます。
(筆者が受験生の時、2020,2021年度は返信が来ていましたが、現在返信してくださるかはわかりかねます。)
まとめとして、
・赤本かは青本かはどちらでもよい(どっちもどっち)
・赤本青本の解答はよくない
・「世界史論述練習帳new」をマストでやる
・「世界史用語集」は辞書として使おう
・「世界史教室」で40年分の問題と解答を手に入れよう
・ブログに解答が載っていない場合は「世界史論述練習帳new」に書かれたメアドに連絡してみよう
以上です。ありがとうございました。お気軽にコメントどうぞ。